妊娠中のお母さんのお腹の中で過ごしていたころや出産直後の出来事が、その後大人になっての恋愛事情に影響を及ぼしてくることもあります。
美人だし、声もかけられるし、
今までお付き合いした人もいる。若いころは常にそばにはパートナーとなる人がいました。
けれど、お付き合いしても長く続かず一人になり、また、紹介してもらってもなぜだか気が進まず、いつもなんだか影がありそうな人に魅かれてしまう自分がいる・・・。
自分で愛されたい、幸せになりたいと思っているのに、どうも内心表面に出てきている感情とは真反対の自分がいるような気がする、とうすうす気づき始めたという方。
そんな方に、「私はこの世では愛されない」という思い込みを解放していくと、「もっと愛されると思ったのに、・・・」「寂しい、悲しい・・・」という感情が出てきました。
「あれ?こんなはすじゃなかったのに??」という感情。
今世この世に生まれてこようと自分の意思で選択してお母さんのお腹に入ったのに、胎内で感じるのは夫婦げんかの声と、父親不在や、たまに感じるDVによる足蹴りの感覚。
「あれ、こんなはずじゃなかったのに?」
夫婦間のバトルが激しければ激しいほど、お互いの感情は激しくもあります。また妊娠中の母親にとってもストレス度は強く、緊張もものすごい状態になり強い不安感や孤独感もつのります。そんなとき、胎内にいる胎児も大きく影響を受けるのは容易に想像ができます。
そんな時の出産では、胎児にも母親の感情が刷り込まれていきます。
「私は寂しい、どうせ一人、私は大切にされない、私は愛されない・・・」
生まれた直後も、男の子を望んでいた父親は、女の子と聞いて病院にも病室にも顔を出さない。
「あれ、こんなはずじゃなかったのに?」「女の子の私じゃダメだったの?」
生まれた後も、自分が女に生まれたことに対する価値がないという新たな思い込みも持ちます。
「こんなはずじゃなかったのに?愛されると思ったのに・・・」と思えば思うほど、頑なに「愛されたい」と強く思う自分にも気づき、これも感情解放すると、そのあと同時に「愛されると痛い目に合う」とふと出てきました。
お腹の中にいる時に、胎児に対しての愛情もあったと思うのですが、お腹の赤ちゃんを顧みないでバトルする母親、それに対応してお腹をける父親・・・そんな環境で「愛される」と「痛い目に合う」が同時に存在し、この赤ちゃんのトラウマになってしまったとも考えられます。
そして、それを根底にして同じようなパターンを成長の過程で繰り返してしまっていました。
感情解放し終えたころには、最初にどんなことで感情解放したかも忘れてしまいました、という返事が返ってきました。
お腹の中にいる時、生まれて間もない赤ちゃんでも、私たち大人が使っている言葉を使用してのコミュニケーションはありませんが、赤ちゃんなりに感じ、表現し続けています。
ですから、妊娠中のお母さんやまた身近にいるお父さんも、優しく話しかけたり心身を互いにいたわり、生活をしてください。
胎児がお腹に宿った時から子育ては始まっています。