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いじめについて思うこと 命は大切にしてほしい(子育て・教育6)


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決して私にとっても人ごとではない「いじめ」問題。

私も教職についていたころ、子供の頃の私と同じような気持ちをさせたくない、またやる方にも自分のしていることの重大さに気づいてもらい二度ど同じような繰り返しをさせないという思いで教壇に立っていました。

 子供はサインを出しています。SOSを送っています。周りから見るとちょっとしたしぐさかもしれないけれど、語らない表情かもしれないけれど、親に心配をかけまいと思いながらも、心のそこでは「お母さん助けて、お父さん助けて」と叫んでいます。家族から、受け止めてもらうのを待っています。

 日頃からお子様に声をかけてほしいし、抱きしめてあげてほしい。どんなことがあっても守ってあげると伝えてほしい。何度も何度も。そして信頼関係を築いてください。

 気づいてください。ちょっとしたサインに・・・。

 子供たちの命を守ってください。

 「いじめ」は昔からありました。

 私がいじめにあったのは小学校4年のころから。新興住宅地がある田舎の学校へ転校して、1週間も経たないときから、まず、靴がなくなり始めました。だから上履きのまま家に戻ったこともありました。出てこないときもあれば、溝の中に入っているときもありました。

 だれがそんなことするのか、わかりませんでした。

 小学校6年生になっても続いていました。このころは、やっているほうの子供も知恵がついてきていて、ある朝学校に行くと、黒板に左手で文字が書かれてありました。「○○○○・・・・死ね。」文章は忘れましたが、「死ね」と書かれた言葉ははっきり覚えています。左手で書かれてあるからだれの筆跡かもわからない。知能犯というか、いじめってどんどんやり方がエスカレートしてきます・・・。

6年生のころは体調にも変調がでて、始まったばかりの生理でも不正出血も続き、担任の先生から病院へ行くように言われたのを覚えているのですが、そのころ子供ながらに先生に向かって「忙しい」「時間がない」と返事をした私。

・・・ほんとうはそんなことないんですけどね・・・

そうしたらその日のうちに即担任から自宅に電話があり・・・。でも今思い出しても、こうやって小学生の頃いじめに対して私にも声をかけて面と向かって強く対処しようとしてくれたのはこの先生が初めてだったと思います。小6のころが初めて、そしてこの先生だけだったかも・・・。

だから、教職に就いた時、この当時の先生の姿勢は私にとってずっと忘れることができない大切なものでした。

田舎なので全員同じ中学校へ進学。汚い窓ガラスに、悪口を書かれたあとを見たこともありました。高校入試の日も、いじめグループと思われる集団から、コソコソこちらを見ながらいろんなことを言われたり、態度でしめされたり・・・。

でも小学校でも中学でも、必ず一人私の心の支えになる言葉を一言かけてくれる子がふっと出てくるんです。ずっとお友達で側にいるわけではないのに。私が一人でいる時にふっとそばに寄ってきて、声をかけてくれる人。入試のために移動する電車の中でも、そうでした。

 そいうときってそんな一言に助けられるんです。

 高校にあがるころには、だいたいこの子が中心でやっていたのかな?と思われるいじめっ子に気づいてきました。

私も

ほんとうは、誰かに相談したかった。まだ、当時はメディアにもとりあげられなかったいじめ問題。今考えると学校でも対処方が分からなかったと思います。親も同じです。

子どもにとって「いじめ問題」は大きな問題。この重要な問題を相談するにも、誰にでも相談できることではありませんでした。何年も何年も、自分の周囲の友達や大人を見て、誰に相談するのがいいのかずっと見てきました。だれが信頼できるのか誰がこれを理解してくれるのか、ずっと見ていた探していた自分がいます・・・。

・・・しかし、残念ながら相談できそうな信頼できる人が、その当時の私の目には入ってきませんでした。

もちろん、どんなところへ通報していいのかも全く手段も知りませんでした。イギリスに来て、現地の小学校へ通っていた息子がまだ低学年の時から、いじめや虐待があったら○○に連絡するんだよ・・・と昔学校の授業か何かで聞いた話を教えてくれたことがありました。その時は、私が小さい時もこんなことがわかっていれば・・・と思いました。

 学校でも、そうやって何かあった時の連絡先など日本でも教えてくれるのかわかりませんが、そういう話を聞く機会が子供たちにあるといいなと思いました。

話はまた元に戻り

 小学生の頃から家に戻れば、両親は夫婦喧嘩が絶えず、かえって年齢が上がるにつれて長女の私は両親の間に立つことも多くなり、朝帰りの父を困らせるために、母は明け方早く鍋を叩いて子供たちを起こしにくる(今はこんな情景思い出すと思わず笑ってしまうくらいになりましたが(^.^))・・・といっても、そのころはいつも両親の間に入り対応するのは私だけ・・・こんな感じの両親には相談ができるはずもありませんでした。

両親も自分たちのことが精一杯で、子供まで目がいかなかったんだろうと思います。

ですから当然「守ってやるから」「心配しないで」「大丈夫?」など言葉を一度もかけられたこともありませんでした。

夫婦でお互い話し合い意見や気持ちを伝えるのはいいですが、私が子供の頃体験したような時には血も見るような夫婦喧嘩は、子供にとって一つもいいことはありません。子供の心を恐怖で委縮させてしまうだけです。

大人になり子育てをするようになってから、わたしは子供の頃、この時本当は、親からの言葉やぎゅっと抱きしめられての安心感などが欲しかったんだ、そしてずっとそれを胸に秘め我慢したままだったんだという事に気づいたことがありました。母親に向かって「どうしてあの時、あの大変な時に声を一言もかけてくれなかったのか?どうして!」と問い詰めたこともありました。隣に父もいましたが、他人事のように黙ったままで最後にそんな私の態度を逆に諭されてしまいました。そしてその時返ってきた母から「だから黙って見守ってきたんじゃない!」という返答に愕然としたのを覚えています。

・・・結局母親もどう対処していいかわからなかったんだと思いました。その当時はこれがいい方法だと言われていた・・・とも言いました。

先ほど高校へ上がるころにはもしかしてこの子が・・・と気づいたと書きましたが、

 同じ高校に進学したいじめっこの中心人物と思われる彼女に、ある日、面と向かって話しかけてみました。すると彼女がやっていたことを認めました。なぜそんなことをしたのか聞きました。衝撃でした。

「だってあなたの○○が・・・」

こんなに何年もやられたいじめの原因が、私ではなかったのです。頭が真っ白になってその先を聞けなかったというか、耳に入ってこなかったです。

私自身が原因でないのに、こんなに長く苦しんだ・・・運命のいたずら、としてはあまりにも重すぎた・・・。

いじめをやろうとする子の要因は、いじめる子に対してというよりもいじめっ子自身のその子の取り巻く環境が大きく影響を与えています。

これは大人の間でのいじめでも同じことが言えます。

これがすべてではありませんが、一つはいじめる側は自分の問題を相手に投影してしまってイライラしているということです。相手にイライラを感じている部分は、実は自分は日ごろの生活で抑えている、我慢している、ひょげんできていない、そんな自分である可能性が高いです。

その時に、そんな自分の嫌な部分をみて自分を攻撃する代わりに相手を攻撃するのです。

また自分もほんとはそうなりたいし、やりたいし、それをすんなり表現しているようにみえる相手にも嫉妬心や妬みから、攻撃が始まったり・・・。これも投影です。

この体験が私の教職時代に新たな視点をもって子供たちを見て接することを教えてくれ、いまでもこのセラピーの仕事でも活かされているところもあります。

一つ余談ですが、大人になった時にふとした兄弟との会話で、高校時代、私と同じ高校へ通う弟が私と同じ学年の弟から見れば先輩がた、私にとっては知らないやんちゃな同級生(笑)何人かに「姉貴がいじめられた時には助けてくれ」と声をかけて陰ながら守ってもらっていたんだと話を聞いたことがありました。その話を聞いたときにはびっくりしましたが、ありがたいな、そうやってあの頃弟のやり方で私を守ってくれていたんだ思いこの感謝をずっと心に持っています。とそういえば、話したこともないのに「○○くんのお姉さんですね」と遠くから挨拶をしてくれたこともあり・・・不思議には思っていました。小学生の頃も友達と休み時間などに私のところにきては「姉ちゃん、大丈夫か?」と声をかけてくれていた弟です。

 小学生の頃から年子で兄弟げんかも結構しましたが、こうやって先ほどの、声をかけてくれるお友達の話ではないですが、陰ながら守ってくれている人もいると思います。

 そして、生きていれば、そのときは苦しく一人ぼっちに思うかもしれないけれど、かならず将来どこかで心の傷が癒されてくる時期が出てくるし、理解者もあわられてきます。幸せだなぁと思うこともたくさん体験できます。それに、両親の激しい夫婦げんかもなくなり、今ではお互いの才能を出し合った生活も送っているし。私もそういう親と長い間わだかまりがあったのが、今では嘘のようです。

 ほんとうですよ。だって私も体験してきたし、これらの変化を見てきたから。

だから命を大切にしてください・・・。Love

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