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自分軸勉強会からの一コマ 「生きる」


Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、前世過去世療法、高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)、直傳霊気などのセッション&講座をやっています。また、お仕事疲れのお父様、お子さまの勉強や心のサポート、子育て・人間関係、感情や環境に振り回され苦しんだり悩む女性やお母様方の心身を楽にし気づきをもって前に一歩進めるお手伝いもしています。

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今月7月は「生きる」をテーマに勉強会をしました。

いつものように前に進む気持ちを持ちながらしっかり足元には根を張って、上とのつながりも感じながら瞑想をして、その後、軽くヒーリングをした後に、私のお点前で一服のお茶とお菓子をいただいてもらいました。

そうして心が落ち着いたところでテーマに入っていきました。

今回は谷川俊太郎さんの「生きる」をいう詩からです。

現在はわかりませんがこの詩は私が教員の頃、小学6年生の教科書に載っていました。ですから、私たち大人から子供までこの詩を通して、今度は私たちだったらどのようなことが私たちが生きる、生きていることを実感させられるのか自分自身の中にも置き換えて見つめることができます。

生きる    

                 谷川 俊太郎         

生きているということ

今生きているということ

それはのどがかわくということ

木もれ陽がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみをすること

あなたと手をつなぐこと

生きているということ

いま生きているということ

それはミニスカート

それはプラネタリウム

それはヨハン・シュトラウス

それはピカソ

それはアルプス

すべての美しいものに出会うということ

そして

かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

生きているということ

いま生きているということ

いま遠くで犬が吠えるということ

いま地球が廻っているということ

いまどこかで産声があがるということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこがゆれているということ

いまいまが過ぎていくこと

生きているということ

いま生きているということ

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ

人は愛するということ

あなたの手のぬくみ

いのちということ

5連で構成されているこの詩ですが、谷川さんは「生きる」「生きている」ことの実感をいろんなところから感じています。

1連・・・喉が渇く・まぶしい・思い出す・くしゃみする・手をつなぐ

(五感・感覚)から。

2連・・・ミニスカート・プラネタリウム・ヨハンシュトラウス・ピカソ・アルプス

ファッションや宇宙、音楽や美術、自然・・・(美しいもの)から。この詩が書かれたころはきっとミニスカートはそれまでの女性の在り方からすると世の中で衝撃ったのではないかと思います。女性の若さや青春、強さ、美しさの象徴でもあります。きっと自分の人生を楽しむそんな思いもあるのだと思います。

そしてこの連には、1行だけ「かくされた悪を注意深くこばむこと」という、他の行とは雰囲気の違った言葉が書かれていて一瞬ドキッとしてしまいます。ただこばむのでなく、「注意深く」こばむ、これは自分で意識して、自ら決断して、外からの、または自分の内面からの、隠された悪をこばむ、自分で選択して進むことも生きるということにつながってくるんだと思います。

3連・・・(感情・気持ち・心)から

4連・・・「いま」という言葉が繰り返されていて、(瞬間・いま・時・周囲のこと、つながり・・)

5連・・・(生・生命・生きる)

初めは自分自身の身近なところから、次第に4,5連では地球や様様な生命にまで広がりが見られます。

生きること、生きていることを感じるのは、ほんとにいろんなところからあります。そしてよくよく見てみると、すべて特別なことではなくて、ほんとうに日常の何気ない一コマからです。

私も2016年の1回目の術後、ベッドから身体を起こすこと、立つこと歩くこと、片手をあげる事、息をすること、それまで元気なころは当たり前と思っていたことが、実は当たり前でなく、生きていて元気だからできる事だったんだって思い知らされました。

そして久しぶり階段を下りて公園を歩けたとき、地面に自分の足が立って土を感じているとき、生きているんだ、生かされていることに感謝しました。

つい最近は姉妹で生まれて初めて旅行をしました。その旅先での美しい夕日、街並み、鳥のさえずり、海の澄んだ色や足をつけたときの冷たさ、そんな多くの場面から、そして側に妹がいっしょにいるということ・・・そんなことをしみじみ感じながら、「あー、私は今生きているんだな」と、心の深いところから静かな思いが湧いてきました。

そんなことにふと気づくと、この今一瞬一瞬、今生きていることへのありがたさ、命の尊さを感じます。

今回勉強会に参加してくださったかたにも、短い時間だったのですが自分がどんなころこから生きる実感を感じているのか日常を振り返って考えてもらい言葉にしてもらいました。

そして声に出してご自分の作品を読んでもらう途中感極まって涙を流される場面もありましたが、ある方は詩を書き始めたらすぐにお子様たちの顔がふっと浮かび、お子さまを思いながら詩を書いたと後で話してくれました。

その方の思いのつまったすてきな作品だったので掲載の許可をいただいたものを載せています。

🌼🌼🌼

生きているということ

今生きているということ

それはあなたの声を聞くということ

風のようにあなたの側にいるということ

あなたとあなたの作った歌を歌うということ

あなたの写真を見て

あなたと笑うこと

生きているということ

いま生きているということ

それは朝の光

それは冷たい冬の空気

それは春の花

それは夏の長い一日

それは秋の果物

すべての自然の力を受け入れる

そして

楽しく働くこと

生きているということ

いま生きているということ

夢を見るということ

友達を作るということ

自分を見つめるということ

人に惑わされないということ

生きているということ

いま生きているということ

いま近くの友を助けるということ

いま勇気を出すということ

いま新しいものを見つけるということ

いま遠くの友に連絡するということ

いま自分を休めるということ

いまいまが過ぎていくこと

生きているということ

いま生きているということ

道を歩くということ

花に水をやるということ

人や物を大切にするということ

昨日より少しずつ優しくなるということ

あなたを笑わせるということ

いのちということ

🌼🌼🌼

お子さまともこの詩を使って、親子で詩づくりも楽しいかもしれません。

🍉こんな感じで、いろんなテーマで自分軸づくりの勉強会をやっています。ご興味のある方はご連絡ください。

次回8月の日程は、8月22日水曜日11:15分からです。

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