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みんなちがって、みんないい。 金子みすゞさんの詩から思うこと。


Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、前世過去世療法、高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)、直傳霊気などのセッション&講座をやっています。また、お仕事疲れのお父様、お子さまの勉強や心のサポート、子育て・人間関係、感情や環境に振り回され苦しんだり悩む女性やお母様方の心身を楽にし気づきをもって前に一歩進めるお手伝いもしています。

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金子みすゞさんの作品「わたしと小鳥とすずと」です。  私の好きな詩の1つです。 「わたしと小鳥とすずと」   金子みすゞ  わたしが両手をひろげても、  お空はちっともとべないが、  とべる小鳥はわたしのように、  地面(じべた)をはやく走れない。  わたしがからだをゆすっても、  きれいな音はでないけど、  あの鳴るすずはわたしのように  たくさんなうたは知らないよ。  すずと、小鳥と、それからわたし、  みんなちがって、みんないい。  3連構成になっていて、最初の1,2連で、小さくてか弱い象徴としての小鳥やすずとわたしの互いにできることできないことを比べながら、よいところを見つけて書いています。 毎回読みながらすきなフレーズは第3連の最後の一文。 「みんなちがって、みんないい。」  というところ。  読むたびになんだか肩の力が抜けます。 「あなたは、あなたでいいのよ。・・・」 「わたしは、わたしでいいのよ。・・・」  って、言われているみたいです。  できようができるまいが、強かろうが弱かろうが、大きかろうが小さかろうが・・・そんな目に見えるものは関係なく、あなたはあなた、わたしはわたし、すべてをひっくるめて認めてあげる、「愛」そのものです。

みんなそれぞれにその人の個性があって、自分らしさを持っている。

自分と違うものをもっている他の人も認め尊重して、また、自分自身も認め大切にする。

それでいいんだということをお互いが認めて受け入れて、その自分らしさを大切にしてそれぞれが表現していいんだと。

「みんなちがって、みんないい」とは、私たちはみんながそれぞれが、個としてそれぞれその人自身の良さである魅力である素質、個性をもっていて、そんな私たち一人ひとりが、この世の中で大切な存在であるというのも伝えてくれています。

どうしても自分は二の次、相手の気持ちを優先にして生きてきた人にとっては長年習慣になってしまった癖はそうすぐに変化できるわけじゃないけれど、「自分を大切にしよう、自分の気持ちを大切にしよう・・・」って 意識しながら生活し続けていくと、自分の本当の感情に気づけるようにもなるし、それで自分自身の言動が変わってきます。

自分自身を大切にできるようになると、おのずと周囲の人にも優しくなれるのです。  その繰り返しが不思議だけど幸せに楽な気持ちで過ごす時間を増やしてくれる結果になります。  この世の中、自分を認め大切にする人が増えてくれば、自然と相手のことも認め大切にできる人も増えてきます。

これは「わがまま」とはちがいます。「わがまま」は、自分の思い通りになるように他人や環境をコントロールしたり動かそうとすることですから。

そうやって自分を大切にする生き方へ少しずつ一歩を踏み出し始めると、自分や相手を責めて傷つけたり、いじめたりすることもなくなってくる・・・  金子さんのこの詩はいろんなことを私に考えさせてくれる詩です。

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