前回に続いて、昨年度書いていただいていたものです。体験談2です。
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日本の小学1年生の5月に渡英した娘に、まずはこちらの生活・学校・英語に親しむことを最優先にしたいという私共の考えで、1年生の間、国語は読書を中心に漢字を教える程度でと考えておりました。
また、子供はあっという間に大きくなると諸先輩方がおっしゃいます。子供が小さいときが一番家族で過ごすことができると考え、我が家では週末の主人の休日には家族や友人との時間を大切したいと思い、補習校には通わず自宅学習を選びました。2年生になっても、塾や公文などの選択肢は使わず、親子で教科書をしっかりフォローしていけば何とかなるのではと思っておりました。そして、今年、まさかのロックダウンになり、親子で学ぶ時間が意図せず増えてしまいました。最初の2か月ほどは親子で計画を立て、ポイント制を取り入れ、ポイントによりお小遣いを渡し自分でおやつや文具などを購入しました。お金の計算の練習にもなり、楽しくこなすことができました。しかし、3か月目に入るとマンネリ化し、やる気も起こらず、お互いにストレスを感じるようになってきました。
そこで、学習内容はもとよりマインド面で娘をみていただきたいと思い、田川先生に家庭教師をお願いすることにいたしました。初回授業終了後、娘の顔を見たときハッといたしました。始まる前まで緊張していた人見知りの娘が田川先生の優しい声かけに、嬉しそうに「お勉強楽しかったよ」と部屋を出てきたのです。そうなのです、楽しいと思うから勉強したことが身につくのだと私自身も頭ではわかっていても、毎日実の娘を教えていると、できないことをできるようにしてあげたいという気持ちが強すぎて口調も厳しくなってしまいます。そうではなかったと改めて私自身が気付くことができました。気になっていた挨拶や敬語も、「先生にはなんて言えばいいの?」と自ら聞いてきたり、授業前にブツブツ練習したり。宿題にしても漢字にしても直接先生に褒めていただけることがやりがいになり、間違えて恥ずかしい思いをしないためにも懸命に取り組みました。また、先生にはできることをいろいろ話したいようで、絵を描いてみたり、なぞなぞを考えてみたり、人とのふれあいの大切さを痛感いたしました。
オンラインや機械により多くのことが済んでしまう時代になりました。学校の宿題もオンラインです。先生方も懸命にフォローしてくださり、コメントも返してくださいます。それでもやはり画面を通してでも目の前に相手がいる緊張感、対面でのコミュニケーションによる温かさ・楽しさ、そして継続してみていただけることによる安心感を感じられることが子供達には必要であるとつくづく思いました。
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