子供が生まれたときから子育てをする中で心配事はいくつもあります。
そして子供が学校へ通い始めてもいろんな場面で不安・心配事が出てきます。
不安に思ったり心配する反応は別に悪いことではなく普通に人間が持っている反応です。この反応があるからこそ大昔から人々は危険を察知して身の危険を回避できてきました。
ですが、これらが子育てのなかで行き過ぎてしまうと話は別です。
心配や不安で
▶同じことを何度も子供へ繰り返し口出しをしてしまう。
▶気を利かせすぎて先回りしていろんなことをやってしまう。
▶子供をいろんなことから守りすぎてしまう。
など親の過度な不安・心配からどんどんやってしまうと、子供の成長にともなって身についていく自発性・自主性、自信などを失わせてしまいます。
子供自らが、自分でできるから、大丈夫だから、自分でやるから、自分で行くから、やめてほしい、心配しなくていいから、と親に訴えても、
＠「心配するのが親の義務」
＠「あなたのことが心配だから」
＠「あの子は上手くできない、失敗するかもしれない・・・」
＠「私は親として義務がある」
＠「あなたのために」
＠「あなたの将来のために」
＠「お母さんの言うとおりにしておけば大丈夫だから」
という言葉を使ってと子供の意思を無視して子供の領域へどんどん入ってしまいます。
心配する親の姿は一見すると「子供思いで」「気が利き」「教育熱心な親」に見えます。
が、子供が
●自分でどうしたいのかを感じる時間
●自分で模索し考え解決に向けて目の前のことを乗り越えていこうとするチャンス
●達成感
●自信を積み重ねる体験
●失敗の中から学んでいく機会
・・・等々を奪い子供の精神的な成長は阻害されていきます。
また、子供も自分の意思が尊重されない親の言動から「なぜ信じてくれないの？」という気持ちがわきます。
●親子の信頼関係も揺るがしてしまいます。
この「私は信じてもらえない」という思いは親子関係だけに収まりません。
●大人になり社会に出ると職場の人間関係で、友人同士、恋愛、夫婦・・・とそのパターンはさまざまな中で繰り返されます。
●自立を目指そうとしていた子供も、親の心配から親が気を利かせて先回りしてやってくれることによってだんだん心地よさを感じてくるとその心地よさにとどまってしまうようになったり、そのように自分のために尽くしてくれる親の姿に感謝の念が強くなり、親に苦労を掛けてしまっていると罪悪感、そのため一生懸命親の期待に沿うように頑張ろうと自分のためでなく親のために頑張る子供になり、自分らしさは失われ周囲の期待を感じとってそこに意識を向けて生きるようになることもあります。
もし子供を「不安・心配」ばかりしているのであれば子供を「信じる」機会を増やしながら信じることへシフトしていってほしいと思います。
「不安・心配する」という事は、実は「相手を信じていない」という裏返しになります。そして、どんどん突き詰めていくと親自身が自分自身を信じていないところまでたどり着きます。
「不安・心配する」反応は過去の経験や幼少期からの家庭の中での影響から無意識に学習したものが多くこれも一つの癖のようなものです。癖はなおすことができます。
ですから、
子供を信じていくことは親自身のためにもなるのです。
もちろん、「大丈夫」と子供が言っても最初はおぼつかないところもあり親から見てもハラハラするときもあります。ですから子供を信じてやらせながらも親として目配りや観察は大事です。
命に関わったり人を傷つけるような場合はしてはいけないことや、やってはいけないルールや決まりなどしっかり伝え、ときには声をかけ話し合うことも必要です。いざというときには親も動けるようにしておくことも必要です。
ですからこれは盲目的に子供を信用して親の意識の外へ放しっぱなしというわけではありません。見守りながらも少しずつ子供の体験と信用する機会を増やしてください。
心配・不安は、恐怖、怒りと同じように、私たちが前に進んでいこうとする気持ちを押しとどめ、今やるべきことを見失わせてしまうものです。親自身が、心配にばかりエネルギーを使われてしまうと、心身共に疲弊してしまいます。
不安・心配の感情も癖になると、身の回りのいろんなことにその癖を使ってしまうので自分自身が苦しくなってくるので、早めに方向転換してみてください。
子供を信じる機会が増えれば増えるほど、親はとても心身が楽になります。
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Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、子育て/教育・家庭教師、心の悩み相談、お子さまから年配の方まで様々な年代のかたのお悩みを教育経験やホリスティックな考えや様々な視点を通して心身ともに楽に生き易く自分らしく人生を歩んでいけるように、前に一歩進めるお手伝いをしています。また、前世過去世療法、高速感情解放、直傳霊気、そのほかのヒーリング・講座などもやっています。
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