昔、日本には言霊信仰(ことだましんこう)という、言葉には霊力があり発せられた言葉通りのことが実現すると信じられた古代の信仰がありました。
2019年に平成から令和時代になり皇位継承が行われて「即位礼正殿の儀」が行われたときに、総理大臣からの寿詞、そして天皇陛下が宣命を読み上げられましたが、
祝詞(のりと):神を祭るときに奏上する言葉。
寿詞(よごと):天皇に奏上する祝福の言葉。(祝辞です。)
宣命(せんみょう):国文で書かれた天皇の勅令。
なども、この言霊信仰と結びついたものです。
柿本人麻呂の歌の中に、
磯城島(しきしま)の日本(やまと)の国は言霊(ことたま)の
幸(さき)はふ国ぞま幸くありこそ
というものが残っています。
これは
「日本は言霊(言葉の霊力)が物事を良い方へ動かしてくれる国です。」
という意味です。
言霊って不思議で怖いイメージを字から持たれてしまうこともありますが、全くそういうものではないのです。
美しい言葉、愛情がこもった言葉、温かい言葉、感謝の言葉、明るい言葉、心地よい響きの言葉は自分自身にも相手にも幸せと安心感、前向きな力を与えてくれます。
相手を責める言葉や汚い言葉を投げかけると、脳は主語を認識しないので特定の相手に言っているのか自分自身に向かって言っているのか違いは分かりません。
ですから相手に発したつもりでも実はその言葉は自分自身に向けて発しているという事になります。
そう考えると言葉は美しい言葉きれいな言葉を使うに限りますね。
心から思っていないから言えないという人も、まずは口に出したり心の中で言ってみてください。小さい声でもつぶやくことからでもいいです。これも癖ですから習慣をつけていくといつの間にかスムーズにできるようになります。
これからは自分で自分自身のストレスを和らげたり癒していけることも大切です。子育て中のお母さんたちも毎日とっても頑張っているんだからそんな自分を認めて受け入れて、言霊パワーをぜひ自分自身に活用してみましょう!
手術などで傷跡などがあればその傷跡に向かって、調子の悪い部分があればそこへ向かって語りかけるのもやりやすいかもしれません。
他にお気に入りのぬいぐるみなどを触りながら抱きながら、見つめながらもありです😊。
元気がない、落ち込んでいるときでも、「ありがとう」「今日も楽しかった~」「わたし、ついてる!」「今日はラッキー!」「いい方向へむかってるよ」なんて言葉を言ってみたり・・・。
私は、「あーおいしかった。今日も満足!幸せ~♡」と食後に笑顔で口にすることが多いのですが、家族からは「ニコニコしながら、自分の作った料理で・・・まったく自画自賛なんだから・・・」と笑われます。
ですが、手前みそ、自画自賛でいいのです😊。
こんな言葉を口にすると言ってる本人も周りの家族にも笑顔がふえるんです。
感謝したり自分で自分を褒めたり、満足・幸せ感をどんどん声に出してください。
「ありがとうございます。」「今日も良い一日でした。」「楽しかったです。」など毎晩寝る前に心の中で言ってみるのもいいです。
褒めるときは、
人と比較する必要はありません。
今の自分を褒めます。
他にも、
❤「がんばったね。」
❤「すごいね。」
❤「じょうず」
❤「えらいね。」
❤「よくやった。」
❤「かわいい~」
❤「似合ってる!」
❤「器用~」
❤「センスいい」
❤「さすが」
❤「いいね」
❤「調子いい!」
❤「よし、よし、大丈夫」
❤「よし、いいぞ!」
❤「優しい」
❤「いい感じ」
❤「あったまいい~」
❤「かしこい~」
❤「今日の料理上手にできた~、おいしいね~」
❤「今日は満足!」
・・・なんて言葉使ってみてください😊
どんな小さなことでも感謝や自分を褒めてみましょう。
こうやって感謝したり自分を認めて褒めていくことに慣れていくと相手の良いところを見つけるのも上手になりますし、子育てのときも自然と子供へ掛ける言葉もプラスへ変化してきます。
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