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親子の会話 親が「聞き上手」になる

更新日:2019年12月18日

子供のコミュニケーション力を高めるには、親が「聞き上手」になることが一つの鍵です。


子供は好奇心のかたまりで、家から一歩出て保育園や幼稚園、小学校と新しい環境に入ると、お友達の事、先生の事、遊びの事、お勉強の事、新たな知識や発見、感動、驚き、やったこと、見たこと、・・・たくさん「話したいこと」を見つけます。


見つけると、自分で話したいという気持ちが強くなります。最初はこの子供が「話したい」という気持ちを大切にしてください。


そんな話したいことを上手に引き出し親が「聞き上手」になってコミュニケーションをとることができると、


子供は

◎話ができた嬉しさ

◎聞いてもらえた満足感

◎子供自身が感じた感性感覚を楽しく共有できたこと

◎自分を理解し認めてもらえた感覚


などからコミュニケーションの楽しさを味わい始めます。話す楽しさがわかると、話すことにも抵抗がなくなるので周りの人にも話しかけてみようと広がります。


そんなとき聞き役の親は

●話しやすい雰囲気で

●先入観や思い込みなく

●目を見て

●話を遮ることなく

●ゆっくり聞き

●時には相づちをうちながら

●時には聞き直したり、言葉を繰り返したりしながら

●楽しく

●最後まで聞いています。



もし子供が話しかけてきたときに忙しい場合は

●子供の目を見て

●落ち着いて

●ゆっくり丁寧な口調で

●「今手が離せないから」「今忙しいから」「今ご飯をつくているところだから」――「後でこの仕事が終わったら聞くね」「ご飯を作り終わったら聞くね」「ご飯を食べながら聞くね」・・・などと、「話は聞くからね」という気持ちを伝えます。


子供はこういった親の姿勢で、自分は大切にされて受け入れられていることをしっかりと感じます。



今は核家族化でお母さんもお父さんも日々の仕事や生活のためにどんどん忙しくなっています。ゆっくり子供と向き合う時間もないと感じる人も多いと思います。


ほんの少しの時間でもいいので機会を見つけて話を聞いてみましょう。


例えば:

・食事をしながら

・一緒にお手伝いをしてもらいながら

・お風呂に入りながら

・宿題を見てあげながら

・一緒にテレビ・映画を見ながら

・一緒に遊びながら

・寝る前に(ベッドタイム)

・保育園や学校の送り迎えの時間(イギリスでは小学校も親が送り迎えが原則なので)


特に、保育園や学校が終わった後の帰り道の会話はかなり弾みます。会話だけでなく、こんな時に言葉を増やすチャンスでもあります。


子供は身近な親の姿を見て育ちます。親が愛情を持って子供に対して素直に丁寧に対応し聞き上手でいると、子供もおのずとそういった親の背中を見ていきます。そんな親の姿を見ながら子供は「話す」ことと「聞く」姿勢も同時に学ぶことができます。



また、教員体験からもですが親の前で口数が少ない子供でも思っていること話したいことは持っています。時には観察力が鋭く他の人とは違った視点もあり、興味関心を持つとどんどん思ったことも発言もするし質問もします。



ですから、自分の子供が口数が少ない、親に何もしゃべってくれないからと言って親がすぐに自分の子供のことを

 うちの子は何にも考えていない

 どうして何も言えないの?なぜ?わからないの?どうしてだまってるの!

 ○○ちゃんみたいに何かないの?

・・・

などすぐに思ったり比較してたたみ込むように次々と言ったりしないでください。


子供にも自分のペースというものがあります。


感受性が強ければ強いほど周囲に敏感で気になり様子をみることもあります。また、自分の表現をしようとする前に周りのペースが速すぎていろんなことが起こってしまうと子供も自分で「もういいや」とコミュニケーションをあきらめてしまうこともあります。


それに、大人に対して不信感や恐怖心が強い場合も親との会話も子供は控えるようになってくることもあります。


他にも、気持ちを表現するための語彙や表現力が足りない場合もあります。そんなときは、ゆっくり少しずつ話を聞きながら語彙や表現の仕方などを教えていくことも必要です。


聞き上手というのは一方的に受け身だけでなく、ときには親の方から「この子はどんな子かしら?どんな興味関心をもっているのかしら?どんなことを話したいのかしら?」ともう少し子供へ意識を向けて、そこから声がけや子供のペースを大切にして子供が素直な気持ちを発しやすいような雰囲気を作ってあげるのも必要です。


その時ちょっと親自身が振り返ってみてほしいことがあります。


それは、何度も

@会話のペースがゆっくりな子供に対して「今日はどうだった?「何した?」「友達は?」・・とどんどん一方的に親のペースで言葉を投げていないか?


@子供が話をしているときに、途中で話を遮ったり、聞かなかったり、高圧的だったり、聞いている振りだったり、バカにしたりとしたことがなかったか?


@子供の言いたいことを先回りして察して言葉を発したり行動に移したりていたり、子供の言葉を遮って代わりに親が話していたり、子供が最後まで発言する機会をあまり与えていないことはなかったか?


親自身のペースで子供に話す準備が整っていない場合や子供の話がしたいという気持ちをそいでしまう場合、話す機会を持たせていない場合、などにも気を付けて上手にコミュニケーションをはかり親子関係を信頼関係を作ってほしいと思います。


****************

Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、子育て/教育・家庭教師、心の悩み相談、お子さまから年配の方まで様々な年代のかたのお悩みを教育経験やホリスティックな考えや様々な視点を通して心身ともに楽に生き易く自分らしく人生を歩んでいけるように、前に一歩進めるお手伝いをしています。また、前世過去世療法、高速感情解放、直傳霊気、そのほかのヒーリング・講座などもやっています。


🌻子育て・教育

🌻セッションや講座(前世療法・直伝靈氣・高速感情解放・勉強会 他)


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