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miwako

エモーションフリー体験談例5 比較されるのが嫌だった


高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)の認定セラピスト&講師のMiwakoです。

大きなトラウマや欠乏感など普段の生活では感じることもなく、ご主人もクライアントさんのことをよくわかっていてしっかり受け止めてくださるとのこと。

ただそんなクライアントさんにも、気になっていることがいくつかあるといいます。

子供のことで「よく比較するよね」とご主人から指摘され、あまり意識したことはなかったのですが、そういわれれば他のことでも比べている自分がいるなと、「比較をついしてしまう自分がいる」ということ。いつも仕事も育児も手を抜きたくないという思いが強く、200%の力を出して倒れるまでやってやる!という気持ちで生活をしてしまい、毎年数回は本当に寝込んでしまうといいます。

このような生活をしていると本当に身体をこわしてしまうかもしれないと思い、なぜこのようになってしまうのか自分ではわからないということでセッションを受けました。

そこで「比較する」「比較される」という点で、クライアントさんに簡単に子供時代まで記憶をたどってもらいました。

すぐに、子供の時に比較されて嫌だった記憶がすぐによみがえってきました。

「私、比較されて嫌だった。」

現在は「比較する」クライアントさんがいるのですが、子供時代にはその「比較をされて嫌だった」クライアントさん自身がいたわけです。

子供の頃に「比較されること」がとても嫌だったので、きっと子供ながらにこの感情を忘れるために意識の奥に追いやったことが考えられます。しかし、このような心の動きは無意識に行われます。この抑圧もずっと続くと維持するために次第に正反対の行動、ここでは「比較する」行動をとってしまっています。

そして、もう一つ、クライアントさんが子供時代に比較されて嫌な気持ちで心が折れないように解決策を自分自身で見出しています。

過酷な環境にいるとき、子供たちは、その生活を何とか切り抜けるために、生き延びるためにその場が何もなかったかのように知覚を鈍らせたり、ある出来事を自分の中で受け入れやすいように変換させて置き換えてしまうこともします。

このクライアントさんの場合は、「比べられないように、比較の対象に周りの人とならないくらいに最大限の結果を出せばいいんだ」というふうに考えたといいます。そして、「比較されるくらいならぶっ倒れてもいいから比較の対象にならないくらいやりたい。」と思っていた気持ちを思い出しました。

そして、現在なぜ自分で200%の力を出して倒れるまでやってやる!という気持ちで生活をしてしまい倒れてしまう自分がいるのか、腑に落ちたようでした。

今回はこのクライアントさんの「比較されて嫌だった感情」を解放しました。

セッションの途中、体がふわっとする感覚と共に、「人と比べて得られるものは何もない」とふとクライアントさんの心の中に言葉が浮かんできたそうです。また、「そうだな」と納得する自分もいたといいます。

この感情を手放すことに抵抗を感じた場面もありましたが、次第にストレスをあらわす数字は消えて比較のことを考えていた記憶も消えていって、×の印、次に△、最後は光になっていったそうです。

子供って、同じ親から生まれても兄弟姉妹みんなキャラクターが違います。好みも考えも、もちろん能力だって・・・。自分が生んだ子供であっても、私たち母親と子供は別個人です。他のお子さんとも、親も違えば育つ環境も違うので、人間なんてほんとに十人十色。大変かもしれないけれど、他人や兄弟姉妹と比較することなく、一人ひとり人格も資質も違った人間としておこさん、その子自身を見てあげてください。こう書いている私だって、時折息子に怒られてしまう。そして、「あっ、そうだった」と反省して気づかされます。こうやって親業学んでいます(笑)

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