一番上のお子さんだけどうしても育てにくく、自分と全く意見や考えが合わないのでぶつかることも多いとのことでした。お子様が小さいころからずっとこんな調子だったので、どうしてこんなに関係がうまくいかないんだろう?と親子関係の悩みで来られました。
子育てに悩んでいたこの方は、ある国の小さなお城の王様という形で物語が始まりました。
城は小さいけれど、統率力がありしっかりと兵を統括している様子です。
その彼は、雄々しく猛々しく、50代くらい。戦いの勝利の宴席で喜んでいます。
そこへ、ある女性があらわれます。とても静かな、王様の彼とは違うタイプの人柄のよう・・・。
王様である彼はどうしても彼女を妻にしたいと考えています。しかし彼女のほうは初めて会ったときの上からの目線である態度と雰囲気に怖がっている様子。
結局は、そんな彼女の気持ちとは関係なく、彼は彼女を妻にしてしまう。妻になった彼女は、王子を生みますが、気持ちはずっと悲しいまま・・・。
その後、場面を移動すると、あの猛々しかった彼も今は80さいあたり。自分の城から空を見上げながら感傷的な様子。どうも、家族の気配がない・・・
気持ちを感じてみると、ずっと妻子のことを考えている・・・
どうやら、かなり前に妻子は王様のもとを去り、ずっと一人城に残っている・・・。
なくなる直前の場面でも、肉体から魂が離れた後でも考えていることは妻子のこと。
「いったい妻や子供はどうしているのだろう・・・」
「自分は国を守ることで精いっぱいだった。」「違いを認めることができなかった。」
「自分が悪かった」「やさしくできなかった。」「思いやりがなかった。」・・・
後悔の言葉が続いてくる
光になった状態でガイドに会い、もらったメッセージは
「愛をもって生きなさい。」
さらに、聞いてみました。どうすればいいのか・・・
すると、
「違いを認めなさい」
「違ってていいのです。」
「ただ違うだけなのです。」
「そして、愛しなさい」
と言われました。
今世、子育てで悩んでいたこの方は、王様時代に妻であった女性が今世の旦那様となり、家庭を持っていました。夫婦関係も過去世でのパターンと似ているところがあり驚いていましたが、このセッションを通して、ご家族の性格がみなそれぞれ違うことを認める大切さ、人と違っていてもいい、ただそれを認めて、受け入れて、ただ愛するだけでいいんだと気づかれて帰っていきました。
今世は、その「違っていてもいいんだよ」「違っていてもそれそ認めてただ受け入れて愛してあげるだけでいいんだよ」と教えてくれるかのように、今世自分とは全く違う性格をしたお子様がその方を選んで生まれてきてくれました。
その意味に気づくまでは、悩み大変な思いをされたかもしれません。
しかし、このことに気づいて人生の仕組みを感じると、どんなお子様であろうとご家族であろうときっと感謝の気持ちが湧いてくるかもしれません。
この方は、さらに肩の力を抜いてお子様や旦那様と接することができるようになったようです。
もし、何か大変だなと感じていること、また問題でなやんでいるのであれば、もしかするとそれはあなたにとって何か気づきのメッセージかもしれません。
このセッションでの言葉にも出てきましたが、この世に生まれて学ぶことのだいご味は「愛」という言葉に尽きると思います。