高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)の認定セラピスト&講師のMiwakoです。
クライアントさんから、時折、仕事などでミーティングへ出席することがあるのですが、そのグループの中に入るとなんだか違和感を感じてしまう自分がいて、気持ちが悶々としてしまうという相談をいただきました。これからも仕事のためにこのグループと顔を合わせる機会もあると思うので、なんとかこの気持ちを解放したいということでした。
同じような感覚を以前味わったことがないか、気持ちをたどってもらうと・・・
中学生の頃、友達の中にいたときに同じような違和感があったということで、更に遡ってもらうと子供の頃、家族の中にいての違和感にも似ていることも思い出しました。
どちらも、「私が変なの?」「私がおかしいの?」「私はここにいるべきじゃないの?」という気持ちがクライアントさんに湧いてきたそうです。
周囲になじめない自分や、周囲となんだか違う自分を責めてしまうようになっています。自分を責めていくと、自分を認めない方向に動くことになりますから、自己肯定感や自己価値感も低下し自信もなくなってきます。
いったいこの集団になじめない違和感や自分を責めてしまう気持ちははどこから・・・?
生後初めて集団生活を味わうのは両親、家族から。クライアントさんは、5人家族で兄弟姉妹の中でも一番上です。
かなり小さいころより、父親と母親の仲があまりうまくいっていないのを感じていたといいます。そして、母親がよく愚痴をこぼしていたのもありますが、母親が父親との結婚が失敗だったと思ていることもわかっている・・・と。
子供は私たち大人が考えている以上に洞察力もあり敏感です。口には出さないけれど目で、皮膚でその時の雰囲気を感じ取っていることもあります。
夫婦仲の悪さや喧嘩などを見ている環境下で長い間育ってくると、子供は、「両親の喧嘩の原因は自分ではないのだろうか?」と考え始めます。「私が何か悪いことしたのかしら?」「喧嘩の原因は私?」「私がいい子にしてたら、両親が仲良くするのかな?」「もっと親を喜ばせないと」「もっといい子にしないと」などど、自分を責めてしまいます。もちろん、夫婦げんかの原因が子供自身と全く関係ないとしてもそう思い込んでしまうのです。
さらに「私さへ生まれてこなければ・・・」「自分がいなければよかったんだ・・」と。
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今回はこの最後に出てきた感情を解放することにしました。
セッション中、クライアントさんの心の中には「私はここにいるべきじゃない」そして「ここにいたくない」という気持ちが胸に重くずしっとのしかかっていたのに気づいたといいます。徐々に最後は光の玉になって軽くなって胸の重苦しさは無くなっていったといいます。
子供たちには、だれでも才能と可能性が隠れています。そんな力を将来開花させるときに、私たち大人も争う前に家庭のなかからできることがあると思います。