高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)の認定セラピスト&講師のMiwakoです。
私たちの信念や価値は日々作られ続けています。
実は生まれたときからすでに始まっています。
生まれたときの大きな否定的な思い込みや信念につながってしまう出来事の一つに、母子分離があります。
お腹の中で10か月間、40週もの間、お母さんのお腹に守られながら温かく、安心・安全のなかで胎児は過ごします。
それが出産と同時にいきなり母親から離れることを体験するわけです。
実際には胎内にいたころほどの距離はないけれど近くにお母さんはいるかもしれないし、病院なら病院の先生やスタッフの方々などいて一人になるわけではないのですが、赤ちゃんとしては、お母さんと急に少しの時間でも離れることが重大事件になります。
19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが 発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則で、ジャネーの法則というものがあります。
私たちは大きくなるにしたがって、時間があっという間に過ぎる感覚を感じてきた人もいるのではないかと思いますが、ポール・ジャネが「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」という考えを唱えています。ウィキペディアには「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象」とも書かれています。
実は生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、時間の感覚としては永遠に続いていくようなとっても長い時間に感じてしまうところがあるのです・・・。
ですから、いつまでもお母さんの温かいお腹の中で過ごすと思っていたら、ある日いきなりこの世に出てきていつも耳にしていた身体に感じていた母親の鼓動も聞こえないし、お腹の中と違っていきなり寒いし、いくら泣いてもそばにいてほしい時にお母さんがいてくれない、・・・一人孤独な状態を永遠の感覚のように感じるわけです。
赤ちゃんにとってショックは大きいしパニックです。
私たち人間は、生きる上で大きなショックを抱えては生きていけないのでサバイバル機能が働いて自分なりの独自の反応をもって生きていきます。
「ここは、怖いところだ」
「わたしはさびしい」
「わたしは大切にされない」
「わたしはひとりぼっち」
「わたしは愛されない」
「わたしは誰にもわかってもらえない」と・・・まだまだ出てきます。
実は、難産、帝王切開、早産や未熟児、・・・いろんな出産状態や母子分離のように出産後の状態、さらには妊娠中やその後のお母さんの心身状態も出産後の赤ちゃんの成長する過程で否定的な思い込みや信念に影響を与えるとも言われています。
そうして成長する過程で、それに似たような出来事が起こると反応してしまい、
「あーやっぱり・・・」とさらに思い込みが強くなります。そうして信念化していくと、次第に自分の価値として根付いてしまいます。
大人になって、現在あらわれている人間関係の問題ももしかすると生後直後にもった否定的な思い込みから来ている可能性があります。
稲垣メソードUK高速感情解放セラピー(エモーションフリー)では、このような思い込みにもアプローチし身体の反応を変えることで否定的な感情を解放していく高速セラピーです。
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