Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、前世過去世療法、高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)、直傳霊気などのセッション&講座をやっています。また、お仕事疲れのお父様、お子さまの勉強や心のサポート、子育て・人間関係、感情や環境に振り回され苦しんだり悩む女性やお母様方の心身を楽にし気づきをもって前に一歩進めるお手伝いもしています。
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長い間のどん底から抜け出して、仕事をはじめたパパさんンでしたが、ある日仕事をやめてきたと事後報告で帰ってきたことがありました。
またか、という思いもありましたが、反面、もうそろそろ気づいてほしいなという思いもありました。
同じ繰り返しになっていることを・・・。
前にも書いたように、人から言われることを嫌う性格、特に女性や上司から。
言えば怒られ嫌な雰囲気になるので、もう本人が自分で気づくしかないと思っていました。
あとは、本人が自分で体験してそこから自分自身でしっかり感じて、気づいて、考える・・・そして本人が納得したうえで行動をすることを家族としては待つしかありませんでした。
でも、反面、そのころ私自身も少し変化があり、優しく受け入れるだけでなく、もっとこれだけは話た方がいいと強く思うようなことはパパさんに嫌がられても伝えようとする態度もとり始めていました。
そんなタイミングの頃、
ようやくパパさんが自分が同じパターンを繰り返していることに気づいてきて、それがなぜかを少し考え始めた様子がうかがえました。自分自身を見つめ直し、ちょっぴり振り返り始めたのです。
これはとっても大きいことでした。
自分を振り返るには勇気がいるし、いやな自分の面にも向き合わなければいけないから。
今までは、見たくない場面から逃げる、また黙り込む、怒りでごまかすことが多く、 これが、男としても夫としても父親としても責任を回避する姿勢を作り出してしまっていました。
せっかく生まれる前に自分で立てた「自立」という今世の目的の一つがあって、自分でそれを気づくためにそれとは反対の環境の3世代も一緒に住む大家族の中で生まれることを選んだパパさん。その流れに乗ったまま成長する中で、見つけるはずの、気づくはずの自分の「自立」、それとは反対方向へと歩んでしまっていたのです。
そして、私もおなじように結果、依存を許す助長させるような形になってしまっていたことに気づかされました。これについては次のブログで書きたいと思います。
必ず私たちはどの人にも、魂の叫びが浮上してくることがあると思います。それがどんな形でかは人それぞれだとおもうけれど。
パパさん本来の心の底からも体も叫んでいたかもしれない、と思いました。
「限界だ。早く気づいてくれ。」
心の底にある本来の自分と生まれ育った環境から作っていった自分はこうだこうするべきだ、という思い込みの自分との間での葛藤が、ひずみがだんだん大きくなってきたのかなとも思いました。
心の病気が本格化する前に、身体にもすでにいくつかサインは現れていました。
だから、この十数年の間にようやくパパさんにも自分を振りかえらざるおえない状況に追い込まれるような出来事が起こってきた。神様は何度もパパさんに気づくように伝えていたのに気づかないから、パパさんが身をもって知るような状況を作ってっくれるようになっていたのかもしれません。
パパさんも、これ以外にも痛い目に遭って気づくことがあったので、自分で痛い目に遭わないと気づかないなぁと後に言っていました。
気づき方も人それぞれです。
ちょうど息子も成長し始め、年齢的にパパさんのおかしいところも指摘するようになったのも大きかったと思います。
時間はかかりましたが、少しでも自分自身を知り始めると、意識や行動が変わり始め、あるタイミングからはドンドンと加速され変化がやってきます。
まず、表情が変わり始めた。柔らかく優しい表情になってくる。
口調も変わる。
相手をいたわる気持ちも芽生えはじめる。
すぐに怒って短気だったのが、少しずつ気が長くなってきた。
自分でも少しずつ動くようになってきた。
そしてなにより、息子とも正面からきちんと向き合う姿勢も見え始めた。私にも・・・。
そんなことが、初めの変化の方で起こり始めました。
結果、今まで自分では当たり前だと思っていた方向とは違う選択をして再就職をしました。
ここで初めて自分がどんな性格、キャラクターを持っているのか、うっすら気づいてくれたのです。
その後、働き始めてしばらくして、パパさんが私に、「あの時、私が話していたことが、話していた意味がようやく分かってきた・・・」と言ってくれ、ちょっぴり夫婦の距離も近づいたかなと思った瞬間でもありました。
次のブログでは、先ほど書いた夫婦間での自立と依存の関係のことを書きたいと思います。