Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、前世過去世療法、高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)、直傳霊気などのセッション&講座をやっています。また、お仕事疲れのお父様、お子さまの勉強や心のサポート、子育て・人間関係、感情や環境に振り回され苦しんだり悩む女性やお母様方の心身を楽にし気づきをもって前に一歩進めるお手伝いもしています。
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夫婦間での自立と依存の関係、そして私も気づかないうちに相手の依存を許すような助長させるような形にさせていたことを気づかされた話です。
夫婦問題でいろいろあったころ、そのころの私のキーワードは
「頼りなさい。」
私にとってこのキーワードは苦手なものでした。
逆に言うと、
小さいときからしっかり者。・・・というかそうやってしっかり生き抜いていく環境だったから鍛われたというのか・・・甘え下手というか・・・(笑)。
今では、病気や手術のお陰で今まで以上に頼ることを学ばせてもらいました(^.^)。
子供のころの生活環境は自分の形成に大きな影響を無意識に与えていきます。
物ごごろついたころには両親の仲もおかしくなっていて激しい喧嘩を目の当たりにしていたし、私に対する言動も腑に落ちないことばかり、転校先ですぐに始まったいじめの事(以前のブログに書いています。)などなど、子供の頃は誰かに相談したかった助けてほしかった私がいましたが、誰に相談したらいいか、興味本位で聞いてくる大人じゃなくて・・・そうなると、子供の頃の私の目には相談相手が見つからなかった…という方が正しいかもしれません。
だから、子供なりにずっと一人でどうやったらこの気持が楽になるのか、どうやったらこの環境の雰囲気を両親の喧嘩を自分でもやわらげることができるのか、そうやって一人で考えてやってみたり行動していくことをやっていったのが記憶の片隅にあります。
こういう環境でも生きてこれたおかげなのか、ある程度早い段階から自立していく自分をもてたことで次第に独り立ちするのには大いに役立ちました。
これに輪をかけて、一人暮らしも長かったせいか(笑)、一人でどんどん動いていくことに磨きをかけてしまった・・・のもありますが・・・( ;’∀’)。
実際自分で動いてくると「人に頼る」ことは難しいんですね。なんだか人にやってもらっていると罪悪感が出てきてしまうのです。
だから、そのころそういった罪悪感も手放すように意識しました。
その当時「頼ること」を意識し始めて実行するようになると、だいぶ自分の心が軽くなってきたのを感じました。振り返るとあのころは「無理してたんだな~」と思います。
さて、
少し話をもどしますが、
そうやって自立を促されるような環境で育った私ですが、自立というとしっかりしていて問題ないように見えますが、家庭をもって家族のために一生懸命やればやるほどこの性格が実はあまりよくない方向へも作用することを、これもパパさん問題に取り組んでいるときに私自身が気づかされたことでがありました。
子供の頃から、両親も喧嘩を見聞きしながら、母に気が利かないとか家事を含め主婦としての力量を父がよく文句を言っていたのを覚えています。父方の実家に行っても母に対してそれは同じでした。結婚してからもそうやって気を利かして動く義母がいました。
ですから、女性は気が利いて家事もそつなくこなせるようにならないといけない、目指すは良妻賢母というとなんだか立派過ぎますが、夫をサポートして気が利いて、料理ができて・・・くらいに思うようになっていました。
ですから結婚してからもずっとしっかり者のレッテルをはって、主婦に母親に妻にとがんばってる自分がその時はいました。
でも、この先を見越して気を利かせ、良妻賢母を目指すような生活が、落とし穴でした。
特に、結婚相手が依存が強く頼ることを当たり前として生きてきた人にとっては、マイナスの作用しかなかったのです・・・。
良妻賢母は聞こえはいいですが、なんでも家庭の主婦がそつなくこなすことで、家庭のことはスムーズにいくように一見見えます。
それは自分の出来上がったルール、規範、道徳の中でやらせてしまっていることも多く、そのほかの家族の家庭での役割や意欲、体験、考える事をそいでしまう、家族のいろんな意味での自由を奪ってしまっていることにもつながっている場合も多く、長い目で見たときに、先の将来でその人がいなければ生きられないところまで依存させてしまう・・・そういうサイクルにもなるなと気づきました。
他にも一般的に言われていることはありますが、それはまた別の機会に。
もちろん、相手にとってはマイナスなんて思いはないとおもいます、母親のようにどんどん甘えられるし、自分でやらなくていい環境が待っているのですから・・・。
結局、目指す気が利いた良妻賢母という理想と、罪悪感によって自分の体や心も二の次にして、主婦とはこうあるべき、妻とはこうあるべき、という思い込みで動いてしまっていた私がいました。
結局私も相手に「楽をさせすぎた。」のです。
だから、動かないパパさんを長い間をかけてもっと作り上げてしまったのです。「これが結果として男のプライドを無意識に下げること」にもつながっていったわけです。
似たような状況のかたは、一度振り返ってみてください。なんでも自分がやってしまって、家族の自由をうばってしまっていないか、自分もそういう風にさせてしまっていなかったか・・・。
それをパパさん問題で私は学ばされました。
パパさんの今世の課題の一つは「自立すること」
小さいときから大家族の中で育ったパパさんは「自立する」ことを置き去りにして、周りから援助が多い中で育ってきました。本当は「自立心」を持つことを課題としてこの世に生まれたのですが、人生そう簡単に答えを導くようにはなってはいません。
人生の目的は、時にこういうある環境を選んで生まれてきて実は目指すものは正反対のものだったということがよくあります。
この私もそうです。育った環境で培ったものとは反対のものを学ばなければいけなかったのです。私の今世の課題の一つは「頼ること」「助けてもらうこと」
幼いころより自立心を十分すぎるほど学ぶ環境でした。しかし、実際はそこからその反対の「頼ること」の大切さに気づいていかなければいけなかったわけです。
私たち夫婦の今世の課題の一つは「今までやらなかったことをする。」「今のパターンからぬける。」
お互い「自立」と「頼る」で矢印の向く方向は違って最終目標は夫婦で違うのですが、実は今までと違うパターンに今世取り組むという意味では同じなのです。
だからこうやってパパさんと出会って家族をつくり今の私たちがいるんだなと思います。
お互いの目的に向かうようになって生活し始めると、だんだん生き易くなりました。
そして、もう何年も前にこれがある程度落ち着く方向にいくのかと思っていたら、まだまだ夫婦でやることがあったようです。もっとこのパターンを手放すように出来事がやってきました。
これが私の2年前の癌の発見と手術、入院、・・そんな出来事で再びキーワードが浮上して大きな最後のボタン?を押してくれることになりました。
私にも、更に頼ることと、パパさんにはもっと自立することとなりました。
これはもうちょと先でブログに書くと思います。
次は、こうやって夫婦・パパさん問題に取り組んでいたとき子供への影響もありましたが、その一つが子供の父親に対する恐怖心。
これについて次のブログで書きます➡14 今世の謎解きは夫婦問題から(子供の父親に対する恐怖心の緩和)