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26 今世の謎解きは夫婦問題から( 手術後)


Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、前世過去世療法、高速感情解放稲垣メソード(エモーションフリー)、直傳霊気などのセッション&講座をやっています。また、お仕事疲れのお父様、お子さまの勉強や心のサポート、子育て・人間関係、感情や環境に振り回され苦しんだり悩む女性やお母様方の心身を楽にし気づきをもって前に一歩進めるお手伝いもしています。

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今世の謎解きは夫婦問題から 1~25の続きです。

術後は管につながれ、腕は血管がどこかもわからないくらいどこも紫色になっていて、右側にはストーマ(人工肛門が)、左側には患部を取り出した傷口があり、あとは腹腔鏡下手術でできた傷も数か所・・・身動きも取れない状態でした。

私自身も慣れないことでショックなこともありましたが、この術後の管につながれてベッドに運ばれてきた私の姿をみてパパさんの方がショックを強く受けたみたいでした。

退院してからも、久しぶりに入院中に使っていたガウンを家で着ると、私の病院での術後を思い出す・・・とちょっと弱弱しくポツリというパパさんもいて、

術後、一言も術前に私にかけたような言葉を発しなくなりました。

一度だけ、私に本当は働いてもらいたいと思ったこともあるといわれたこともありますが、今の夫婦の協力関係でも自分は助かっているのでいいのかなとも思ったとも話してくれました。

話は変わりますが、後に少し元気になったころ、パパさんに話したことがありました。

「私は、あの時、癌の告知前に、癌とわかっても私の身体が持つまで働いてほしいといったことがショックだった、いやだった」・・・と。

パパさんからは、「あの時、自分一人でやっていく自信がなかった」と。そして「あんなに私の病気が大変なものだとは思わなかった、術後のあの姿を見て初めて事の重大さがわかった」のだと・・・。

今までわからなかったのですが、パパさんは相手の立場に寄り添うのが、そういう状況を体験していなくても想像するのが苦手なんだろうなと気づいたのです。

こうやって癌になる数年前にも急にひどいめまいで起き上がれなくなることがあり、病院へ連れて行ってもらいました。歩けないし私は本当にきつかったのですが、途中で「どうも本当に、具合が悪いみたいだね、」と、病院へ連れていきながら私がパパさんに寄りかかる力の加減や、病院までの動きから私が嘘を言っていないと思ったというのです。

素直に話してくれるのでありがたいですが、私が具合が悪いといってもなかなか実感が相手には伝わらないんだと、そんなときのこともふと思い出したのです。

だから、相手にとっては私が疲れて休んだり、具合が悪くて休むことが、怠けているとどうしても見えてしまうんだと思いました。

でも術後は、手術が終わった私の状態を実際にみて、またオストメイトの頃やストーマを閉鎖後の私の様子も見ながらようやく私のことも見えてきたようで、嫌な顔もされずに私もきつい時や疲れた時にはその場ですぐに休むことも容易になってきました。

私は、術前、夢の中で余命宣告を受けたときに、自分の家族、パパさんの家族に心の底から「ありがとう」を言いたいという感情が浮かんできた体験をしました。これも別のブログ(夢の中の余命宣告と「ありがとう」の言葉)に書いています。

自分の両親とはもう関係も良くなっていたので、日頃からそんな思いは伝えていましたが、向こうの家族とはいろいろあったのでタイミングがなかなかなく、それでも感謝の思いを伝えたいと思っていました。告知を機会に、そして手術前を機会に、向こうの親やきょうだいに伝えるタイミングがありました。

その時の返答が、パパさんの言動を責めることはできないものだともわかりました。

私もただ相手がどんな反応であろうと自分の気持ちをただ伝えたかったという思いだけだったので、これを通しても新たな発見がありました。

私が癌になったことを通して、いいのか悪いのかわかりませんが、関係が身近になる人離れていく人・・・いろんな人間模様が垣間見えました。

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