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仲良し親子の落とし穴

更新日:2020年1月9日


Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、子育ての応援、お子さまから年配の方まで様々な年代のかたのお悩みを聞きながら、ホリスティックな考えや様々な視点、セッションを通して心身共に楽に生き易く自分らしく人生を歩んでいけるように、前に一歩進めるお手伝いをしています。前世過去世・催眠退行療法、高速感情解放、直傳霊気、そのほかのヒーリング、自分軸づくり、リラクゼーション等などのセッション&講座もやっています。

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親からはっきりと明らかに虐待、暴言暴力、執拗に露骨にコントロールされると子供は「何かがおかしい」と気づきやすく、大人になり家を離れることでより一層新たな視点や考え方に触れる機会もぐんと増えていくことで自分の育った環境は自分にはあまりいい影響を与えていないことがわかってくると、早く自分が負った心の状態をどうにかしたい・・・と行動する人も出てきます。

しかし、厄介なのは、子供に悪影響を及ぼす親のパターンでも気づかれにくい場合です。

その一つに仲良し親子の関係があります。

このパターンには一見うらやましくもあり、素敵に見えるようなこともあります。

関係がよいのは悪いことではないのですが、ここで親がどのような立ち位置にいるかどのような心理で子供と接しているかで大きく関係の中身が変わりゆがんだ親子関係になってしまうこともあります。

どうしても幼少期から子供にとって一番身近に接するのは母親です。

特に母娘、母息子との関係でみられることが多くなります。

母親が自分の人生で無意識のうちに

満たされない気持ちが強く、

置いていかれるような不安、

強い不安や恐怖心、

著しく自己肯定感が低く

自分には存在価値がないと思い込んでいたり

・・・

などから子供のためでなく自分自身のために、子供の心を操作・コントロールしてしまっている場合があります。

そんな母親も自分のそのような深い部分に気づかずにいます。

そして、

「あなたのために」

「あなたが心配だから」

「あなたの将来を思って」

「あなたは私がいないとだめだから」

「お母さんの言うとおりにしておけば間違いないから」

・・・という言葉を口にしながら、

「子供思いで」「気が利き」「教育熱心な親」などと一見わかりにくい形で、子供が一人でやれること、子供自身が自分の意思で選択することや、子供自身で考え替え乗り越えたりして解決していく問題まで手を出し口をはさむ、金銭面や物質面を使うなど、母親自身が必要とされている状況を作り出しながら子供を自分の都合や思う方向へと自然と導いていきます。

子供も母親が気を利かせて先回りしてやってくれることによってだんだん心地よさを感じてくると逆にそのように自分のために尽くしてくれる母親の姿に感謝の念が強くなり、母親に苦労を掛けてしまっていると罪悪感、そのため一生懸命親の期待に沿うように頑張ろうと自分のためでなく親のために頑張る子供になり、そんな母親に対して何も疑問をもつことも無くなります。

そして気づかないうちに親の望む方向へと親の人生を子供が歩むことで、自分の自立心は阻害され、体験や経験もコントロールされ、失敗の中から学んでいくことや達成感まで味わうことがなくなります。

しかしこの仲良し親子から生じる問題は母親だけの問題ではありません、

母親の人生に対する深い心の傷、闇、の部分に加えて、夫婦関係が冷え切っている、夫が仕事が忙しくて相手にされない、責任や義務を果たそうとしない夫の存在、そして家族の中で存在感のない父親・・など夫婦関係の問題が影響を与えています。

本来夫婦で解決すべき問題や父親自身の問題からくる喪失感を、母親が子供で埋め合わせをしようとしてしまうところに問題が出てきます。

夫婦問題が悪化していればしているほど、子供へと意識は集中していきます。

母親は子供たちが自分でやるべき領域の中にまで介入していきます。そして自己満足していきます。

残念なことは、コントロールが強く過干渉の親は自分が必要とされることで自分の存在価値を見出そうとします。そういったことで、家族周りからの注目や同情、などを集めることで評価されたり認められることを望んでしまうので、子育てを一所懸命やっているのに実は子供がどんなことに今興味を持っているとか、どんなことが好きなのか、どんな考えや性格をしているのか・・・など子供の人格に対して無関心・・・なのです。

自分が必要とされなくなるのを恐れている、見捨てられ不安も強いので、子供に様々な形で親への依存を強めさせるようになり結果、精神的にも大人になりきれずに、親から自立する力もそがれてしまいます。

逆に、子供が自分のやりたいことを見つけて親から離れていこうとするのがわかると、心配なのといって、いろんな理由をつけて思いとどまらせようとしたり、反対に、「わがままな子だ」「身勝手な子だ」ということで、子供に親の期待を裏切っているという罪悪感を持たせてしまうこともあります。

他にも、仲良し親子の場合、母親の発言力は子供にとって大きな影響力をもっています。自分の感情が麻痺してくるので、親の言動を疑う余地もなく、そのまま信じ続けます。

これらの問題は結婚後、夫婦関係を揺るがしてしまうこともあります。

仲良し親子は、結婚しても母親から離れることが精神的にもできにくくなっています。ですから夫婦で解決していくことや、子育ての事、など様々なことも夫より実母の意見に重きが置かれるようになります。中には、母親が娘のために夫婦問題に入り込んで夫婦で考え話し合う機会を奪ってしまうこともあります。

母親にとっては娘のためにというよりは、自分が必要とされることや苦労していることで同情され認められることを望んで自分の存在感を確かめるので、娘夫婦の問題解決という方向へはベクトルが向きません。

子供自身が早く親子の依存に気がついて精神的に親から自立していく方向へ向かなければ、結婚し新しい家庭を夫婦で作り上げ、夫との新しい関係を作れるはずもなく、夫婦関係にも問題が生じます。

理由がわからず、また夫婦問題などで自分の人生に生きづらさを感じてセッションを受けに来る人もいます。

そんなとき、仲良し親子パターンもあります。

しかし、友達のように親子で仲がいいことは一見悪く見えないので、生きづらさの要因が子供のころの親子の関係にあるかもしれないということがわかり始めると、それを認めたくない、そんなことあるはずがない、私はコントロールされていない、今でも悪い関係ではないのでそんな母親との関係が崩れてしまうかもしれない・・・と、結局、自分の人生の生きづらさをそのまま選択する人もいます。

でも、核の部分から目をそらすので、また人生同じような問題を繰り返します。

そして、また違うセラピーを受けに行く・・・。

お金が続く限り・・・。

セラピージプシーにもなっていきます。

そんな時は、「そんなことはない」と思い込みをやめてみてちょっぴりでも自分の子供の頃の母親との関係や自分のその時の気持ちを振り返ってみてください。すぐに否定せずに「素直」にセラピストさんの話に耳を傾けてみてください。自分と向き合ってみようという「勇気」も必要になります。そして、このような長く作り上げてしまったものと向き合うのですから、「あきらめず」に取り組むことも大切です。

自分と向き合うことは不安かもしれません。また、親のことを嫌いになるのでは・・・と心配もあるかもしれません。向き合って癒しのプロセスの過程でもしかすると「母親のコピーになっていた」「親の人生を子である私が生きていた」・・と気づいて心が揺れてしまう時期もあるかもしれません。

しかし、そうやって冷静に自分のことを見つめていくと、最後は、親のことも親子という関係を超えた一人の人間という見方ができてくるので、好き嫌いという次元よりはもっと違う形で親を見つめることができるようになります。最後は自分の心のバランスも保たれ自分の素直な気持ちにも気づいて自分で自分の人生を歩めるようになっていきます。

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