Miwakoのセラピールームはロンドンを拠点とし、子育ての応援、お子さまから年配の方まで様々な年代のかたのお悩みを聞きながら、ホリスティックな考えや様々な視点、セッションを通して心身共に楽に生き易く自分らしく人生を歩んでいけるように、前に一歩進めるお手伝いをしています。前世過去世・催眠退行療法、高速感情解放、直傳霊気、そのほかのヒーリング、自分軸づくり、リラクゼーション等などのセッション&講座もやっています。
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久しぶりちょっぴり長く一時帰国してきました。めったに一時帰国することもないので、いつもこういう機会に私自身がイギリスでどれだけ気持ちが変化してきたか、卒業試験のような気持ちで日本へもどっていました。
今回の帰省で母親の姿が小さく見えました。
実際に見えたこともありますが、心の目で見えた、感じたという感覚です。
そして、更に母親のことがはっきりわかってきました。
片付けが苦手、料理一つにしても、私が子供の頃から料理が苦手で作ることもあまり好きでなかった母親。
よく家のことをしてくれるお手伝いさんが欲しいと言っていました。
味がない料理に、子供の頃美味しくないといえば怒られる、黙って食べなさいと言われていた思い出もあります。
お惣菜も今ではスーパーに行けば簡単に買えて問題はないし作らなくてもいい生活。
今回、私が帰省して料理を作ることが何度かありました。母親は横にいて私が包丁を使ってまな板の上に包丁を置くたびに鍋で熱湯を沸かしすぐに包丁を洗って熱湯消毒する母親の姿がありました。
まだお肉切ってる途中なんだけど、切った肉を別の容器に移してるところなんだけど・・・。まだ大丈夫というけれど、それでも、母親は気になるようで、お湯を沸かしては熱湯消毒。
一度それにこだわると、それを何度もやってしまう。
これでは料理も時間がかかったろうし、それに意識を持って行ってしまうと料理どころではないだろうな、と感じました。
今まで、私もどうしてそんな母親の、姿に気づかなかったんだろと、思います。
前回の一時帰国の時も、そういえば小さい鍋でお湯を沸かしている姿はうっすら覚えています。お茶を入れるためかと思っていたような・・・でも、よく考えるとお湯わかすヤカンは別にあったし・・・。
今回は今まで以上にジジババの荷物整理の手伝いもすることも一つ帰省の目的でありました。食材でも、布、装飾洋服関係でも、同じものがどんどん出てきて驚きました。
言動、行動だけでなく、こうやって残されている物品からも驚かされました。
今思えば、子供の頃から両親似た者同士で、強烈なキャラクターに子供の頃は振り回され、混乱させられ、傷ついたこともたくさんありました。
今回、帰省して、息子がそのキャラクターに疲れて押しつぶされそうになっている姿を見て、子供の頃の私も最初はそうだったんだろうなと思いました。
それがいつしかそんな環境から自分を守るために、感覚感情をなくして抑え込み固めていった自分・・・。
今回、息子がおしつぶされそうになっているといっても私の時とは違って、何か孫に対して両親が失礼なことや悪いことをやっているわけではないのです。
孫と、ジジババなので関係も笑いもあり良好です。
ただ、一度こだわりだしたら話でも行動でも延々続き、いうこともころころ変わり、空気が読めなくなる両親なので、そのペースに、知らずに巻き込まれてしまうとエネルギーを消耗してしまい振り回され頭も混乱気味になってしまったようです。
私は嘘のようにそんな環境でも自分自身の対応の仕方ができるようになったので、私にとってはそんな環境でもリラックスして笑顔で楽しめて変化した自分を感じ強くなったものだと思います。
一時帰国でもあったので息子と二人で地元観光や自然に触れてホッと自分の時間を持てたことで、息子もまた息を吹き返しましたが。
日常生活でも支障をきたす母親のキャラクターでは今の時代でも生きづらさを感じるのに戦後すぐはもっと大変だっただろうと、感じました。
特に母親方は、戦中戦後の教育関係で校長先生として厳しい躾の子育ても祖母としていたようだし・・・。きっと日常生活に支障をきたすまでの行動や言動、記憶力、落ち着きのなさ、いろんな面で祖父母は娘の個性を理解できるところまではいかずに、厳しく躾ければ変わると信じていた部分もあるんじゃないかと、これは私の想像にすぎませんが今までの母親の姿を見てきて感じます。
今回の帰省で母親の姿をみて、今まで点と点が繋がりがさらに太い線となって繋がった気がします。
すると、母親の背中が小さく見えました。そんな母親の個性を受け入れて、そっと後ろから見守ってあげなければ、母親が苦手としている部分や時に危なかったり大変なときは声がけしたり伝えたり、私がフォローできるときはしてあげようと、そして、母親の素晴らしい歌やピアノ、音楽の才能はたくさん褒めてあげよう、英語が好きな母親を応援してあげよう・・・となんだか愛しい幼子を見つめるような感覚を、覚えました。
イギリスへ戻るため実家をあとに電車に揺られながら、今回の両親との笑いと笑顔のある楽しい思い出と母親に対しての新たな発見気づきは、幼いころから長かった私の母との解決できないであろうと思っていた親子関係の問題にも終止符を打つ時期だと確信出来ました。
やっと終わりました。
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これを節目に、夫婦問題でも自分の気持ちをまとめたようにこの親子家族の問題も心の整理をして前に進むためにまとめていきたいと思います。
次は、「2 月明かりの下の記憶」です。